の理念
「(掌)たなごころ」は「手の心」という意味を持つ
古い言葉で手のひらのことです。
手のひらでおにぎりやおはぎを作る時、
「たなごころで大事に優しゅう丸めるんよ」と、
よくおばあちゃんが言っていたものです。
CARE TEAMたなごころは、一人ひとりの利用者の
皆さまに、小さいけれど大きな愛を持った
「たなごころ」でサポートを行なうチームです。

私たちが願うことは、高齢者の皆さまにできる限り住み慣れた自宅で、元気に楽しく生活していただくこと、そして離れて暮らすご家族の皆さまに常に安心して過ごしていただくことです。

高齢者のご家族に伝えたい
「介護予防」の大切さ
ご家族の介護について考えたことはありますか? 今現在、介護を必要とするご家族がまだいらっしゃらないのだとすれば 「いつか、もしかしたら、そういうこともあるかも?」 「何となくは考えているけど・・・」 という方がほとんどなのではないでしょうか。 ご家族の体験談を数多く聞いていて気付かされることは、 「いつか」はある日突然やってきます。 だから、その時になって慌てないように、 元気なうちから備えておくことが実はとっても大切なのです。
「介護予防」に必要なこと
「介護予防」とは、介護が必要な状態にならないように、又は今よりも状態が悪化しないようにすることです。どんなにお元気な方であっても、若い頃と比べると加齢とともに色んな部分が弱ってきます。 高齢になり身体機能、認知機能、抵抗力や免疫力が低下し虚弱になった状態を「フレイル」といいます。 このフレイルを見逃さずに「早期発見!早期対応!」することが、要介護状態や寝たきりを防ぐことに繋がります。

「健康・長寿」に大切な
ポイントを守る
いつまでも元気でイキイキと長生きしていただくために、
大切なポイントは3つです。

①ちゃんと食べること

②適度に運動すること

③家族以外との関わりをもつこと

ご家族の最近のご様子に、
こんな変化はありませんか?
- 以前に比べて食事の量や体重が減っている
- 麺類、菓子パンなど簡単なもので食事をすませることが増えた
- 食べたいものを訊ねても良い反応の返事がない
- 以前と比べて歩くスピードが遅くなっている
- 腰や膝などに痛みがあり、以前のように一人でできなくなったことがある
- 面倒がることが増え知人や友人達との交流が減っている
- 楽しんで取り組んでいた趣味にあまり興味を示さなくなってきた
- 衰えたことへの不安の訴えが増えている
(できていたことができない、すぐ物を忘れる、など) - 定期検診や病院に行くことを億劫がっているようだ
あてはまるものがある、又はあてはまっているかどうかもわからない、だとしたら・・・そこに「フレイル」のサインが隠れているかもしれません。今のうちに何かしらの対策を考えることをおすすめします。
まずは日頃の生活状況の変化を少しでも把握することから始めてみてください。
- 毎日どんなものを食べているのか?
- お友達とは変わらず交流があるか?
- 身体に痛いところはないか?
- 閉じこもりになってはいないか?
- かかりつけにはきちんと通えているか?
一つでも気がかりなことが見つかれば、早期の対策を打つことができます。それは将来の寝たきりを防ぐチャンスになるかもしれません。

介護予防・日常生活支援総合事業
について
「介護予防・日常生活支援総合事業」は、要支援*、又は事業対象者*としての認定を受けた高齢者の方が、市町村から受けられる支援サービスの仕組みのことです。
実施主体は各市町村ですので、お住いの地域によって受けられるサービスや制度の中身には違いがあり、上記の認定者を対象とした介護保険が適応となるサービスの他に、健康な高齢者の方を対象とした住民主体型のサービス(サロン活動や健康体操など)というものもあります。
介護保険の制度は少し複雑であることや、介護が必要となる状況は各々個人差があることから、まずは「地域包括支援センター」などへ相談されることをおすすめします。広島市の場合はお住いの地域の各中学校区に一つ、「地域包括支援センター」が設置されています。
要支援*=「現在、介護の必要はないが、将来的に要介護状態になる可能性があるので、今のうちから支援をしましょう」という状態のこと。(市町村より認定されます) 事業対象者*=要支援に該当はしないが、日常生活で何らかのリスクがあると認定された方のこと。